めっとらいふぽてと

覚書で雑記でアフィブログ。

限界道中膝栗毛~平成最後の冬の陣~ その1(未完)

出先でリンゴ音楽のURLとか現像した写真とか追加できてないので未完です。

 

ついに来ました、旅です。

今回は土曜日に出て次の週の土曜日に帰ります。

金曜ラストまでバイトに行ってそこからいつも通り徹夜で福岡空港に。

そして成田に飛ぶ。

 

今回の旅の目的は主に3つ

UNCHAIN年末ライブ

②新潟越後湯沢

③北海道旅行

 

 

 

1日目:UNCHAIN

 

まずは成田からいつも通り東京駅へ。

本来はUNCHAINのライブにいっしょに行く友人と池袋の名メイドカフェワンダーパーラー」に行くつもりだったんだけど、一週間前に予約の電話をしたところ、クリスマス営業で案内できる時間が19時頃からしかないとのこと。諦めの表参道散策に入りました。

表参道という町は我々貧乏学生にとっていろいろな品のハードルが高く、店に入ったが最後、金銭面での重い負担を強いられるような街なのですが、それはさておきその若干の敷居の高さから我々のような学生くらいしか買い物客以外にお客さんがいない。すなわち人がそんなに多くなくて見栄えが良いです。

これが表参道。めっちゃ適当に撮ったのがわかりますね。

https://twitter.com/srngs_meganeko/status/1076364399441399808

めがねこにとられる僕。

https://twitter.com/srngs_meganeko/status/1076368057218416640

https://twitter.com/srngs_meganeko/status/1076368057218416640

僕。Part2。

そんなこんなでだらだらと話しながら時間をつぶしました。9割声優と音楽の話しかしてなかった。当時俺がPOP VIRUSを買ったばっかりだったのでそこらへんの話やらしてたかな。あと、今後のライブの話。

Shiggy.Jrが福岡に来るらしいので行こうとか

 

STUTS”Eutophia”が凄く良かったとか

 

そういう話をしてました。別にUNCHAINのライブにいっしょに行く友人はApple Music契約とか全くしてなくて、TSUTAYAから適当に借りていっているはずなのにここまで話題が合うのはかなり面白いと思う。

そんなこんなで、僕が一眼のSDカードを忘れたので買いに行ったり(何やってるんだ)、クリスマスマーケットでホットチョコを飲んだり(結構高かった)しているうちに開場時間直前に。

 

https://twitter.com/srngs_meganeko/status/1076364399441399808https://twitter.com/srngs_meganeko/status/1076364399441399808

というわけで場内へ。一年に一回のライブ、適当な箱じゃなく結構なホールを借りてくるんですが今回もなかなか豪華でした。席が映画館みたいに赤いソファだった。

UNCHAIN、アンコール時以外MC一回しかやんないかなりハイペースなライブで濃密でかなり良かったです

 

ライブあとの僕。

詳細です。

圧倒的ライブバンドだと思っているので行きたくてたまらなかったんですが、行ってよかったという実感に包まれたひと時でした。

CDのミキシングがちょっと微妙で(具体的に言うとLibyan Glassとかはドラムが薄すぎてそこのうまみが味わえない)、ちょっと救われない音源たちが本人の手によって見事に演じられていく様は最高ですね。

さっきも触れたLibyan Glassという曲は、Voの歌に合わせて一気にリズムが変わる面白い曲なのですが、エモいしっとりとした歌い方からノラせる歌い方に変化するときの呼吸感が本当に素晴らしい。一曲の中にこれだけ要素をちゃんと詰めてあまり不自然になっていないのもいい曲な証拠だと思います。

イントロのGet Ready→Fresher→FLASHの流れで完全に会場に火が付いたし、そういう勢いとかノリが考えられた構成にもなってた気がします。

あとSuper Coliderで打ち込み音源使ってるのが超クールだった。個人的には日本語の歌い方が気に入ってる(Soulとかが本能的に好きだと刻み付けられているのかもしれない)ので暁のコドウあたりをしてくれたのもうれしかったですね。

どちらにしろ、バラードもファンクもソウルもできるバンドとボーカルの力を感じる良いライブでめちゃくちゃ高まりました。

今回のライブのタイトルが4 to 1000(メンバー4人から観客1000人へ)というもので、まだ1000人のライブでやっていたのかと驚きました。(2kくらい平気で越してきてるものだと思った) でもプロモーションのプの字もないこのバンドでCMタイアップと1000キャパ埋めをやるのはすさまじく苦労のかかることなんだなぁとMCを聞きながら実感。音源と番宣に恵まれないバンドだと思うのでぜひ売れてほしいです。

 

そんなこんなでライブが終わった後はオタクの先輩と合流し家にお世話になることに。

先輩と話していて、やはり自分は新しいものを追いかけるときの好奇心の輝きへの羨望を捨てられないな、と自省。趣味や金で自分の心は満たすことは簡単にできるけど、それは一時的な麻薬のようなもので、どうすれば自分をずっと満たし続けることができるのか。いや、そうやって満たしながら生きること自体が刹那的な欲求に駆られているのかもしれない。なんてずっと考えていました。今までの生活で巨万の富が欲しいわけではないし(お金は大事だけれども)、無限に偉くなりたいわけではない(そりゃちやほやされると嬉しいけども)中、本当に豊かになるにはどうすればよいのか。まだ答えが出ない中、やみくもに進んでいるな。と思います。

 

 2日目:越後湯沢上陸

 

ガチ移動回。新潟は越後湯沢に行きます。

どうやら18きっぷを買うよりも2日間鈍行に金払うのが安そうなので鈍行で凸。

9時半ごろに渋谷駅を出る湘南新宿ライン等を乗り継ぎ群馬の水上を目指します。

 

 

都会の電車なんて言うのは窮屈なもので、皆がお互い閉鎖的に自分にこもるようにふるまっているなぁなんて考えたり。よくよく考えるとポップソングってうるさいのが多めですし、イヤホンで回りをシャットアウトするために聞いている節があるかもしれません。

そんな中僕がリピートしていたのは星野源「POP VIRUS」。

マジでこれはすごい。ずっと力説してるけど本当にすごい。これ、確実に売れ線の曲たちじゃないと思うんですけどオリコン一位たたき出しているんだもん。マジですごい。

メジャーになればなるほど予算も増えるしお金も出るしいろいろ欲も出るから音が多くなるし、実際問題音の多い曲があふれているからこそもっと刺激ある音楽を......という流れで音圧戦争が来ていると思うんですけど、星野源はこれに逆行してる。

音を出すときは出す。止めるときは止める。その匙加減。絶妙。

しっとりしててもBPMがおそくても乘れるというのは素晴らしいことです。

このアルバム、僕は初回盤Aをちゃっかり買ったのですが、ブックレットもBlu-rayも見ないまま全部語りきるのはもったいない気さえします。あとでしっかりかみしめるように言葉を紡いでいきたいです。

星野源限界オタクの図です。

 

そんなことはさておき、田舎になるにつれてゆったりしていき、時間の流れはゆるやかになり人は少なくなっていきます。そんな果てしない先へ行く感じを曲にしたくるりはすごい。

だんだん寒さが刺すような清らかさを持ってきてニヤニヤしてきた矢先。

そこは雪国でした。最高かよ。

九州でずっと育っているので雪を見ただけでワクワクしてしまいます。あかんなこれ。

そんなこんなで到着。

9か月ぶり。

こっちも9か月ぶり。

若干高い民宿なのですがやはり地元食材の飯がうまいので湯沢にいくならここと決めています。

ここで飲まずしてだれが飲む。風味爽快にして、若干の苦みとともにソリッドなうまみが突き抜けて風味爽快です。

夜は深夜徘徊。

途中のコンビニで雨にふられていたところを救われました。

 

3日目:越後湯沢離脱→フェリーへ

 

 

おまけ:新潟日本酒テイスティングノート

 

新潟では無限に酒を飲んでいたので感想ツイートをここにまとめておきます。

シンデレラ6thメットライフドームの話(書きかけ)

(ついにきた、と先月の俺は思っていました。

それも前回の5thSSADAY2はお盆の日曜日の話でしたから、1年以上期間が空いているのです。

アイドルマスターシンデレラガールズ。僕は4thライブのSSA公演、その北九州LVに当日券を取って参加したのがこのゲームのライブイベントの最初でした。あの時のゲームの雰囲気の再現度に感動して、最初のBEYOND THE STARLIGHTで号泣したのをよく覚えてます。

あれから、色々な人と知り合って色々なものをみてここまで来たと思うと感慨深いです。当時はブログだなんてものを作ってなかったので、何も書いてなかったんですが、今回はこの体験を鮮明に記録すべくブログを書いていこうと思います。

(勢いに任せて書いているので非常に日本語が怪しいと思います。悪しからず。)

はじめに

ドーム公演おめでとうございます。いやマジで。

僕が始めた頃は「スターライトステージ」1周年でわぁわぁと盛り上がっていて、デレステのキャラの情報量もそんなになくて、ゲーム触ってるのも一部の人間だった(それでもかなりの規模を誇っていたけど)しライブに行くのも一部だった中、名古屋ドームでは約5万人。凄い沢山のオタクが集まっててびっくりしました。(正直上の階までサイリウムが光ってるとは思わなかった)

名古屋駅のナナちゃんが安部菜々の服装になっていたり、西武鉄道とのコラボがあったり、今まで以上のかなりの規模で展開されてますね。普通に考えたら軽い社会現象じゃねぇか、マジでおめでとう。

当たり前のように見られているけど、本当に規模の大きなコンテンツになっていっててこれからどうするんだ?と震えながら思っています。ここまで出来てるのは純粋にスタッフの熱意と何やかんや好きでいてくれているファンの愛あってこそだと思います。色々あるけどこれからも頑張ってほしい。宜しくなデレマス。

 

 

6th公演全体について

全体として

今回は春夏秋冬を主軸としたドーム公演でした。手っ取り早く書くと

西武Day1:春

西武Day2:夏

名古屋Day1:秋

名古屋Day2:冬

をテーマにそれぞれのセットリストが組まれていました。

"MASTER SEASONS!"というCDシリーズが全部出切った状態でのツアーでしたのでこれは妥当なのですが、如何せん各季節のプッシュが弱すぎたように感じます。

「公演打てただけで奇跡」と言われてもおかしくない声優陣で組まれている上に、それぞれの公演の曲にも"万全の準備で来ているぞ"という気合の入りよう(特にニュージェネレーションズ)を感じられただけに、これは残念です。

各公演の中で時間帯を設定し、昼・夕方・夜......とセットリストを組んでいくのはハッキリ言って失敗でしかないのでは.......?と厳しい評価ですがそう思っています。(結局最後のブロックに定番のキラーチューンがわかりきってる中、それを"夜"と定義するのか?おかしくないか?と思いながら見ていました)

折角ゲームという"元ネタ"のあるライブイベントなので、そこの世界観再現のためのセットリスト組みが雑な印象を受けるのが本当に残念です。マジで頑張ってくれ、一連の流れが作品と評価できるくらいのライブを何本も見てきた身としてはシンデレラガールズで完璧なセトリを見たい。

 

散々セトリをDisりましたが全体的には素晴らしいライブでした。マジで楽しかった。シンデレラ5thツアーでは"ポジティブパッション/P.C.S.等の目玉ユニットが全てSSA公演に寄る"、"新人組の急激な出演発表"、"出し惜しみを感じる地方公演"等、本当に14公演回す準備が整っていない感じがもろみえだったのが多くのファンの批判を呼んだと思うのですが(僕の周りはそれで"引退"したオタクが沢山いた)、今回はそういうのは一切感じなかったです。準備期間長めで丁寧に進められていたんだろうなという感触があって嫌な感じがなかったです。

他にも、MCの簡略化やノンストップ転換等のテンポの改善にも努められてました。まだ若干転換は何とかなる気がしますが、ライブの雰囲気ってもたついた瞬間にちょっと空気が冷えるナマモノ的な部分があるので良い傾向だと思います。

 

後は演出面での強化が非常に良かった。

良いライブって最後列の席で見ても退屈しないんですよね、適当な演出をつけちゃうと、演者の移すことに集中しちゃったりとかするんですが、今回はライティングの改善やレーザーの増設、安易に頼りがちだったVJスクリーンの廃止等、本当にうまく出来てました。3日スタンド席、1日アリーナ席中央でメインステージに立つ人たちの顔なんてとてもじゃないけど見えなかったですが本当に「見えねぇし見るとこねぇじゃん!!!けっっ!!!!」ってなることはなかったので素晴らしかった。多分後述します。

 

全体的にはこんな感じです。良いライブだった。さらなる進化を期待したい。

 

これは余談なんですが、多分これからシンデレラガールズってどんどんキャラクターと曲とファンが多様化して規模の多いコンテンツになっていくんだろうなぁ、という実感があります。今回のセトリに関しては、その規模が大きくなりつつある多様な需要にすべて中途半端に答えようとした結果なのかなぁ、という感想を持ちました。SS3Aもかなりの盛況だったことですし、ああいう細分化された方向性のライブを細々とやっていけたら良いのですが.......難しいですね。

シンデレラガールズ、最近は新ボイスとユニット新曲で新規要素が多く、更には今後新キャラでテコ入れがなされるそうで今後のキャラメイクの土壌が不安定になりそうで不安です。今後も丁寧に良いキャラクターとそのストーリーを作っていけたら良いのですが......

 

遠征について

現地参戦なので遠征をしました。

感想:メットライフドームには今後何があっても行きたくない。(無駄に紅葉が綺麗だったことは評価する)

駄目です。池袋から一時間。オタクすし詰め車両。それを行き帰り。二日間。鬱になるわボケ。それに加えドームの音響が悪すぎる。客入れで過剰に反響してるのを聞いて帰りたくなりかけました。開幕の曲で音悪すぎて笑いかけたわ。キレそ〜〜〜ってなったのでメットライフドーム公演はディレイビューイング行きます。クレイジークレイジーの音を良質な環境で聞きたい。(映画館は反響しなさすぎてアレですが)

 

なんやかんやで高まってる時の僕。

 

宿はサクッと高田馬場駅付近のシェアハウスに泊まりました。ゆゆうた聖地には疲れていけなかった。いっしょに泊まってくれたオタク各位ありがとう。

ちなみに完全な中国語圏の方がホストだったらしく日本語が通じなかった。(めっちゃ面白いな?)身振り手振りでコミュニケーションしましたがいい人でした。夜中にすまんのという気持ち。

 

あと打ち上げも両日しました。

一日目はガバガバで申し訳なかったけど歌舞伎町で適当に飲み、二日目は脳死鳥貴族。皆さん各々違ったキャラ愛があって話を聞くのが非常に楽しかった。初現地の後輩と先輩がモバマスカード談義してたの「新たなつながり〜〜」って感じで良かった。また現地で会おうぜオタク。

 

鳥貴族UOオタクの図。

アホなことやってますね。

 

ちなみに名古屋で会った方は意外に思われるかもですがメットライフは寒さを警戒して洋服で来ていました。

 

遠征の模様はだいたいこんな感じです。僕がイベ数の多いオタクなので都内では動き回れば動き回るほど金を消費するという大前提の元、「なるべく金を使わないように」行動するので全体的に虚無です。段々遠征を繰り返すうちに現地と打ち上げの鳥貴族以外の場所が嫌いになっている感じは否めない。

というより西武ドームが遠すぎるのと、今回の開演時間の様子じゃあ全く身動きが取れませんでしたね。悲しい。知りあいのオタク各位も来てたらしいんですけどあんまり会えてなくて残念です。

 

公演について

正直結構満足した。メラドの音質あんなにボコボコに言っていたくせにテノヒラクルーが早い、オタクなので。順々に追っていきます。(面倒なので2日まとめてやります)

 

イリュージョニスタ!(両日1曲目)

イントロの音でメラドの音響の悪さを認知し一気に厳しい顔になるも、「今宵は遊びましょ!(遊びましょ!)」のコールを打ってるときには全て忘れて没頭させられることの何かを感じた。やっぱ一曲目って大事ですよね、これが一曲目で良かったと思わされる名曲です。

でもッ.......俺はッ.......原曲の新田美波鷺沢文香輿水幸子のパートを生で聞きたい.......ッ!!!!というわけでいつかバンナムくん頼むよ!!!!!

 

HARURUNRUN(1日目3曲目)

あ〜〜〜好き、めっちゃいいよねこの曲。この曲のMVPは誰がなんと言おうと藤本彩花さんです、これは譲れねぇ。めっちゃ棟方師匠だった。やっぱキャスティングすげぇな。

 

 

 Radio Happy

 

 書きかけだよ〜〜〜

星野源学I(書きかけ)

おはようございます。眠いです。めっとです。

皆さん、星野源は好きですか?僕は大好きです。

僕が本格的に聞き始めたのは"Stranger"の頃......高校3年とかだった記憶があります。

そんな星野源、「恋」からブレイクしたので世間一般的には「恋」とか「アイデア」とかそこらへんの曲しか上げられなくて非常に勿体無い!!!!

ということで何個か分けて星野源の好きなポイントを上げていこうと思います。

"POP VIRUS"も確実に良いアルバムに仕上げてくれると思ってはいますが昔の曲にも耳を傾けてくれ、頼むよ。

 

星野源について

これを見てくれ。以上。

ちなみに童貞卒業は23のときらしい。此処テストに出るぞ、覚えておけ。(ソース覚えていないので誰か教えてください)

 

 

今回紹介するアルバム

正直"Stranger"なら全曲解説書けるくらいに聴き込んだけど昔のはそんなに聴き込めていないです。(ここで激浅オタクがバレる)

というわけで1stアルバム"ばかのうた"、2ndアルバム"エピソード"から抜粋してお届けするよ〜〜(ばかのうたはくせのうたしか挙げられてないの申し訳ない)

 

くせのうた(ばかのうた収録)

 

君の癖を 聞きたいが

ひかれそうで 悩むのだ

 しっとりとMVの8mmフィルム感そのままのようなアコースティック編成のこの曲、最初のフレーズでちょっとえっちな男の子の曲であることが伺えると思います。それはそう。星野源は紛うことなき生粋の変態です。

そしてこのフレーズ。

知りたいと思うには

全部違うと 知ることだ

 これの数年後に出る「知らない」という曲を聞いた方々にはピンとくると思いますが、星野源の歌詞には「知る」という概念に関して凄く造詣の深いテーマが投げかけられています。僕が考えるに、星野源の思う知ることの最小単位、ものの興味というものの一番些細でくだらないものが「くせ」じゃないのでしょうか。そして、その「違うものを知りたい」という気持ちが言葉より、教科書より大事だという好奇心の激しい肯定の元成り立っている曲だと思います。

知りたいという好奇心というシンプルなものを取り上げたこの歌は本当にシンプルな構成です。知りたいという欲求の話だけではなく、それと付随して流れる暗くも明るくもある日常の話も歌詞では進められています。間奏に奏でられるフレーズは、そういった絶対に時間が過ぎていくという救いと残酷さの両面を兼ね備えたような、温かみがあるけど絶妙に不安定さを持ったようなフレーズだと思います。音で物語を語っている。

おすすめ曲です。CD買ってジャケ開いて歌詞カード読みながらぜひ聞いてほしい。

 

くだらないの中に(エピソード収録)

 

 

書きかけだよ〜〜〜更新いつかするね

 

普通という言葉の鋭利さとそんなときに聞く曲について 20181205

皆さん、"変な人"って人に形容されたこと、ありますか?

僕はあります。多分僕は生まれつき"変な人"なんだと思います。

だからといって僕は名前を受けた一個人であって、変な人だからといってプラスαでアイデンティティが追加されるわけでもないし(最近ここを履き違えている人が多くて辟易している、"陰キャ"がアイデンティティだと思っている連中も好きではない)、ちょっと話してる時に変だなぁと思われるくらいで何も変わらない、と僕は思っています。

 

でも世の中は違う。だから僕は"普通""正しい"って言葉が嫌いです。

類は友を呼ぶのか、"正しい"という言葉に殺されて死体のようになる友人をよく最近見ます。彼らに正しくなくて良い、正しいにだまされないで欲しい、と切に願っています。

 

そんな感じで正しさという見えない敵にじりじりと追い詰められている時に聞く曲を数曲紹介します。

 

日常/星野源

1stメジャーアルバム「エピソード」の最後から2番目の曲ですね。ちなみに星野源兄貴は編曲まで自分でしないとアルバムに収録しないそうです。例を挙げると、映画「聖☆おにいさん」主題歌の「ギャグ」です。(亀田誠治編曲)

ここテストに出ます。(出ません)


雑にまとめると、「何かを好き」と感じる感情が自分や世界を前に進めるんだぜ、そこに絶対なんてないぜ、って歌です。

雑すぎるので最後らへんの一節を紹介しましょう。

神様は知らない 僕たちの中の

痛みや笑みが あるから

そこから

日々は動き 今がうまれる

日々の日常 すすむすすむ

誰かそこで必ず聞いているさ

君の笑い声

 星野源の曲の歌詞は凄くしっとりと優しいのですが、黒いヘドロのような感情を知っているが故の力強さ、自分が自分として生きること、そこへの執着を感じて凄く元気つけられます。それが彼の前進力なのかもしれません。

知らない日常がいつのまにか来るということはある種の救いです。ですが、僕らの日常を手に入れるためには自分から歩き出さないといけないのかもしれません。

(今スマブラの強制スクロールステージが脳内に浮かんだのは内緒です)

 

Clean Slate Revolution/the pillows

 

説明不要。この魂がロックンロールです。

the last period 

破れかけた飛行船で

絶望とじゃれ合っていこうぜ

 どんなにその身が朽ちても乗るのを辞めない、恐らく年をとった自身を重ねてさわおさんはこの歌詞を書いてます。the pillowsは第一期、第二期、第三期……と世間的な音楽的な区切りがありますがそれをひとっ飛びして自分らのことを"the last period"と言い切って死ぬまで活動するぞって言うの本当にロックスターですね......次のライブは行くぞ........

 

架空生物のブルース/ASIAN KUNG-FU GENERATION

新譜のホームタウンいいね。でもマジックディスクを永遠の名盤扱いしてます。

ここめっと定期考査に出ます。(出ません)

この曲はさっき上げた2曲に比べ陰鬱な雰囲気ですね。

街の静けさが生々しくて

むき出しの僕らは此処に在って

それでも何処かしら頼りなくて

 不安定でどうしようもなく脆くて、前述した正しさとかそういうものに押しつぶされそうな中で這って生きるような生命の強さを感じる曲だと思っています。pillowsが燃えるような命を形容するのであればアジカンは灯火のような優しくて消えそうな命ですね。(個人のイメージです)

 

twitterで好きな曲の話とか死ぬほどしてたんですけどYOSAポイントを言語化すると新しい自分の感じ方が明確にわかって面白いですね〜〜

 

 

いい加減ライブレポを書きたいですね〜〜〜^

 

 

エピローグに対する希望を感じる3曲の話 20181128

おはよう。めっとです。

 

0時に起きてそこから起き続けて今に至る(若干講義寝たけど)のでクタクタです。

温かい冬とはいえ、秋の終わりを感じる程度には寒くなってきて冬の寒さにワクワクするとともにインフルエンザの恐怖に怯えています。週末は椎名林檎シンデレラガールズ......

具島直子さんの秋らしいアルバムを置いておきます。秋、追悼しましょう。

 

閑話休題

 

最近、自分の人生に対するエピローグを夢想したりします。

人生のホントの終わりの終わり(死んだ後ってことね)の話ってよりも、人生の区切れ目の話の方が近いかな。色々なことが終わって片付いて、いろいろな人との別れを目前として、新たな場所に行く。そんな瞬間の話です。

僕が人の歌を聞くときは頭の中でドラマや映画のワンシーンに近い映像がずっと流れていて、そういった瞬間を表したような曲が好きです。最近行き詰まってるから全てが終わった時のことを考えて現実逃避している部分は否めない。

だからこそ、そういったエピローグ的な曲をよく聞くのです。3曲くらい紹介します。

  この前もブログに書いた小袋さんの「門出」。まさに良い門出ソングです。小袋さんはリズムのとり方が気持ち良いのですが、その跳ねるような韻の踏み方が、今まで積み重なってきた日々を想像させます。気づいた頃には自分の後ろに道ができていて、時間の経過を早く感じるけど、いざ思い返してみると昔以上に濃厚な日々を過ごしていたような朧気な感覚。

この曲の一節に

なぜか生きていることが懐かしい

というフレーズがあります。不思議な表現力です。去っていく日々の呆気なさとその日々の確かな存在感を感じさせるいい言葉だな、と思い胸に刻みつけています。

 

 眩暈/椎名林檎

しつこいくらいに僕が好きな曲です。(春先のライブで聞けてよかった。一生忘れない。)何の歌詞なのか、詳しい話は知らないのですが別れの曲だと勝手に思っています。静かな曲調は目の前に広がる静かな大海原を想像させます。それも、光の少ない朝方か夕方。人は出会ってしまったからには別れないといけない。第三者、いや他の何かに引き裂かれている様を表現されているような気がします。

でも、その残酷な歌詞とは裏腹に荒らげられていない綺麗な声で歌われているところに、美しさ、潔さ、そして諦めなければならないほどの宿命を感じます。春先の公演で、VJに線香花火のような火花が映し出されていたのを思い出します。もう少しで消え入りそうな、そんな儚さを感じます。

 

 The Birthdayチバユウスケのバンドです。めっちゃ格好いいからみんな聞こう。

別れの歌なのかどうかさえわからない。でも楽しい思い出を思い返すような優しさの香る曲です。ロックンロールは優しいのが第一条件だと思います。第二条件は力強いこと。第三条件は寂しがり屋なこと。こういう話は後でしますか。

「ダークブルーの 静かな決断」って格好いいですよね。多分彼は覚悟を決めたんです。ただ24時間経過するだけじゃ明日は掴めなくて、前に進むために現状を置いておくことにした、そういう曲なのかな。さよなら、最終兵器。

 

というわけで最近考えている話に関連させて3曲の曲について書きました。

こんな感じで今後も書けたらいいな。永遠にイベレポ書けなさそうだけど。

 

 

生存報告 20181126~森見登美彦「夜行」の話/後から効いてくる歌の話/ハンバートハンバートの話~

今日も生存報告を書きます。

 

こういうのを惰性で気の赴くままに書いてるんですけど、こうやって書いてると今日という日が虚無な一日ではなく、ちゃんと何かのある日だったということが分かって精神にいいです。続けていきたい。

 

森見登美彦「夜行」の話。

確か直木賞か何かの候補作になったという氏の本作。数週間前に読み終わっていたことを思い出しました。

正直言うと全体としては微妙......でした。全体の構成として、夜行という連作を巡る旅の話が章ごとに分けられてて、連作の謎の核心に迫る......という内容なのですが、それの多くがちょっとホラーテイストで不気味な旅の内容に割かれていてなかなかページが進まない。

終盤で夜行の謎が明かされようとする中の夜の美しさの表現が素晴らしくそこだけで評価するとかなりレベルの高い文章なのだとは思いますが、全体的に難解な印象を受けるかと思います。

僕みたいに夜ばっかり起きてて夜が大好きな人にはお勧めできるかもしれません。最後らへんを読みすすめている際に頭の中に浮かぶ夜の映像は素晴らしく美しいものになるかと。

 

・後から効いてくる歌の話

この前の記事でも先日の宇多田ヒカルの公演の話をしたばっかりだと思うのだけど、彼女の歌がまだずっと頭の中をめぐっている。

音楽にはその瞬間瞬間で効いていく即効性のものと後から効いてくるものがあって、歌というものはかなりの割合で後者に含まれるのかもしれない、という妄想を最近しているが、音楽全般に対する分析としてはよくわからないが、歌に対する分析としては間違っていないのかもしれないなとこの記事を書きながら感じている。

公演の時、「私の歌を自分の思い出とか、経験とかと照らし合わせて歌ってください」という風に言っていた記憶がある。(細かい文章はあいまいです)そういった風に、歌というのはそれ単体で生きるのではなく、人の心の中で育っていくのかもしれない。

 

ハンバートハンバートの話

先日、ハンバートハンバートの公演に行った。(ライブに行きすぎでは?)最近、音楽を食べるようにして生きてる気がする。ドラムの音からはビタミンCが取れるのでは?

それはさておき、ハンバートハンバートに関しては以前奇妙な縁でライブにご招待していただいて(当時のことがなければ今回のような出会いはなかったので本当に有難かった)その際生で音を聞いてそれからもうぞっこんだった。ほとんどその人の曲を聞いていないのにひとめぼれことは大いにしろ、あれほど無知な状態で演奏を聴いて惚れ込むことはそうそうないと思う。

去年聞いた歌に「バビロン」という曲がある

手をつなぐ 殴りあう

口づける 唾を吐く

愛し合う 殺しあう

添い遂げる 焼き尽くす

 夫婦二人デュオから奏でられるある意味無機質で残酷な歌詞を聞いて、そのグロテスクだけど血の匂いが一切しないような世界観に一気に引き込まれた。欲求や破壊に正直なのに血なまぐさくなくて、肉体の伴わないコアの部分のみを描いている不思議な感覚。

そういうところがなんとなく「感じがくるりに似てるな~~」と思ったら二組に交流があるらしくびっくり。

なるほど~~~と思いながら見ていました。

佐藤さんが対談中に

「歌詞から先につくることは殆どなくて、リズムを先に意識して後付けで歌詞を書きます」という大方の予想とは反したことを言っていることにもなんとなく納得。たぶん、一発演奏を聴いて惚れ込んだ気持ち良さはそういうところから生まれる緻密な音楽性から成り立ってるんだろうなぁ、と思いました。

それはともかく良いです。家族交進曲がお勧めです、どうぞ。

 

 

メンヘラな精神分析でも書くか、と思っていたのですが音楽の話をすると饒舌になるので良いですね、続けたいです。

 

 

生存報告 20181125~キズナアイの楽曲の話~

毎日書くつもりで進めていたこの文章もついに三日目である。

三日目を脱し四日目に突入できれば三日坊主卒業。習慣化させていきたい。

 

・Hello, Morning/キズナアイの話。

VTuberキズナアイが音楽アーティストとしてデビューすることを知っている方はいるだろうか。まぁこのブログを読む人なんて僕の知人が殆どなんだし知っていると思う。

説明は省いて、その一曲目であるHello, morningのRemixが先日公開された。

 完全敗北だ。もうVTuberキズナアイに勝てる音楽を生み出せる人はもう正直いないとさえ思った。

まぁいきなりキズナアイ最高!という旨だけを伝えても合点がいかないと思うので参考記事を張っておく。

この記事を読んでもらえればわかるのだが、キズナアイの楽曲の素晴らしさはNor, yunomi, YUC'e等のトラックメイカーたちによる単純な楽曲の強さだけではなく、彼女自身のストーリーにあると感じた。

VTuber、その定義は多岐にわたると思うが、キズナアイはAIであるという設定でYoutuberをやっており、その活動の延長線上として音楽活動を始めた。

そこに至るまでのストーリー、完璧だと思う。

普通に考えると営利目的のプロジェクトなわけだから、色々な権利や利益の関係でそこに至った過程等が多少あやふやになってもいいところだけど、キズナアイにはあまりそれを感じない。むしろ一個人としての意志を感じる。

無名声優が被害を受けただとか、複数名の同名VTuberを戦わせ一人にするとか、攻めた企画で注目を背負い、ただイラストが動いているだけのタダのなりきりYoutuberが(個人の偏見です)が多い中、このような個人としての掘り下げができているものはそう見られないと思う。

そして、そういったことと同じく負けたなと思った点として、キズナアイのリアルの捉え方がある。彼女は、リアルの人を単純なファンのいる空間として捉えるわけでもなく、ただ自分のいる空間と違う空間として、はっきりと対象視している。

リアルの世界ではどうなっているか、またヴァーチャルの世界からだからこそできるアプローチはないか、キズナアイは確実にそこへトライしようとしているように見える。

そこでHello, morningの歌詞の一節がこれである。

こえ を からして こたえ さがして

ほら まだ みえない わたしが うまれた いみ

そんなわけで キズナアイガチ恋になりそうです。

 

ゲーム実況動画は死んでもみらんけど。

眠いのでここらへんで切ります。