普通という言葉の鋭利さとそんなときに聞く曲について 20181205
皆さん、"変な人"って人に形容されたこと、ありますか?
僕はあります。多分僕は生まれつき"変な人"なんだと思います。
だからといって僕は名前を受けた一個人であって、変な人だからといってプラスαでアイデンティティが追加されるわけでもないし(最近ここを履き違えている人が多くて辟易している、"陰キャ"がアイデンティティだと思っている連中も好きではない)、ちょっと話してる時に変だなぁと思われるくらいで何も変わらない、と僕は思っています。
でも世の中は違う。だから僕は"普通""正しい"って言葉が嫌いです。
類は友を呼ぶのか、"正しい"という言葉に殺されて死体のようになる友人をよく最近見ます。彼らに正しくなくて良い、正しいにだまされないで欲しい、と切に願っています。
そんな感じで正しさという見えない敵にじりじりと追い詰められている時に聞く曲を数曲紹介します。
日常/星野源
1stメジャーアルバム「エピソード」の最後から2番目の曲ですね。ちなみに星野源兄貴は編曲まで自分でしないとアルバムに収録しないそうです。例を挙げると、映画「聖☆おにいさん」主題歌の「ギャグ」です。(亀田誠治編曲)
ここテストに出ます。(出ません)
雑にまとめると、「何かを好き」と感じる感情が自分や世界を前に進めるんだぜ、そこに絶対なんてないぜ、って歌です。
雑すぎるので最後らへんの一節を紹介しましょう。
神様は知らない 僕たちの中の
痛みや笑みが あるから
そこから
日々は動き 今がうまれる
日々の日常 すすむすすむ
誰かそこで必ず聞いているさ
君の笑い声
星野源の曲の歌詞は凄くしっとりと優しいのですが、黒いヘドロのような感情を知っているが故の力強さ、自分が自分として生きること、そこへの執着を感じて凄く元気つけられます。それが彼の前進力なのかもしれません。
知らない日常がいつのまにか来るということはある種の救いです。ですが、僕らの日常を手に入れるためには自分から歩き出さないといけないのかもしれません。
(今スマブラの強制スクロールステージが脳内に浮かんだのは内緒です)
Clean Slate Revolution/the pillows
説明不要。この魂がロックンロールです。
the last period
破れかけた飛行船で
絶望とじゃれ合っていこうぜ
どんなにその身が朽ちても乗るのを辞めない、恐らく年をとった自身を重ねてさわおさんはこの歌詞を書いてます。the pillowsは第一期、第二期、第三期……と世間的な音楽的な区切りがありますがそれをひとっ飛びして自分らのことを"the last period"と言い切って死ぬまで活動するぞって言うの本当にロックスターですね......次のライブは行くぞ........
架空生物のブルース/ASIAN KUNG-FU GENERATION
新譜のホームタウンいいね。でもマジックディスクを永遠の名盤扱いしてます。
ここめっと定期考査に出ます。(出ません)
この曲はさっき上げた2曲に比べ陰鬱な雰囲気ですね。
街の静けさが生々しくて
むき出しの僕らは此処に在って
それでも何処かしら頼りなくて
不安定でどうしようもなく脆くて、前述した正しさとかそういうものに押しつぶされそうな中で這って生きるような生命の強さを感じる曲だと思っています。pillowsが燃えるような命を形容するのであればアジカンは灯火のような優しくて消えそうな命ですね。(個人のイメージです)
twitterで好きな曲の話とか死ぬほどしてたんですけどYOSAポイントを言語化すると新しい自分の感じ方が明確にわかって面白いですね〜〜
いい加減ライブレポを書きたいですね〜〜〜^