めっとらいふぽてと

覚書で雑記でアフィブログ。

2019年の僕の音楽について

こんばんは、なまおじさん(@namaozi)主催の楽曲オタク Advent Calendar 2019 11日目担当です。ザクッと今年の音楽について長々と書いていこうと思います。

adventar.org

1.はじめに

はじめましての方は始めまして。私は福岡で音響の勉強をしている大学生です。音響の勉強、と言っても滅茶苦茶成績が悪いのであまり当てにならないかもしれませんが。
私は楽曲オタク、という枠組みのど真ん中にいるような人間ではなく、音楽が好きでライブに行くうちにそういった人たちと仲良くなった後にこのadvent calendarに参加する流れになった次第です。

 

 

 

 

2.今年良かったアルバム

まずは今年聞いてよかったと思えたアルバムについて。あまり単曲でする聞き込み方はせず、アルバムを通して聞く聴き方を心がけています。音楽というのは色々なところで持ち運びの出来るわけですが、作った人の意図する形で聞いて楽しみたいなというのが一つです。

2.1.ココベース/花澤香菜

楽曲提供者:槇原敬之, 岡村靖幸, 橋本絵莉子(ex.チャットモンチー)etc……の錚々たる面々を見て即購入しました。以前レビューしたことがあるのですが、各アーティストの味を潰すこと無く、花澤香菜の曲として見事に落とし込む佐橋佳幸さんのプロデュース、各アーティストの手腕、花澤香菜さんの表現力、全てが見事にマッチしている名盤です。
私のオススメはチャットモンチー橋本さん提供の”おとな人間”。30代に突入した花澤さんの大人らしさの見える心の強い曲に仕上がってます。もともと花澤さんはチャットモンチーの曲が好きだそうです。

 

2.2.METAL GALAXY/BABYMETAL

下半期のリピート率でいえばダントツでこれです。B’z松本さんの超テクギターを交えたゴリッゴリのダンスナンバー、DA DA DANCEだけではなく、言葉選びやギターのフレーズまで狙った古さを醸し出している名曲Brand New Day等、メタルというジャンルを基本とし様々な世界へいざなってくれるこの一枚はまさにGALAXYの名に相応しい広大さを見せてくれる作品だと思います。
リリースツアーの追加公演、私は一日だけ参加する予定なので当日がとても楽しみです。

2.3.Same Thing/星野源

 

去年の今頃に”POP VIRUS”がリリースされ、表題曲に度肝を抜かれた記憶がまだ新しいですが、今年も素晴らしいEPを作ってくれました。毎回毎回新譜を持ってこられる度に新たな驚きと好奇心が刺激されます。とても大好きなアーティストです。
さて、今回のEPですが、superorganismを交えたSame Thingを主題に、PUNPEE, Tom Mischなど素晴らしい面々を携えてのコラボEPとなっています。”Same Thing”の編曲はsuperorganismが手掛けており、彼らの曲同様低域のミックスが他のミクスチャー的な音楽とは一線を画したような独特なものになっており、個性が際立っているかと思います。
彼いわく、今回のコラボは”友達となにかやる”というのがテーマらしく、商業的な部分での辛みではないのだとか。それと対比させるように、ラストナンバーである”私”ではしっとりと、”今まで通り”の星野源の姿を見せてくれるような、星野源のスタンスを感じさせるような作品にもなっています。おすすめです。

2.4.新しい友達/川本真琴

川本真琴さんといえば岡村靖幸さんプロデュースの”愛の才能”が有名なのではないでしょうか、彼女自身の2019年発売の新譜となっています。詳細は知らないのですが、期間限定サブスク解禁のようなことを言っていましたので聞くなら今です。
音楽といえばコード等の技法やミックス、テクニカルな部分が語られがちな気がしますが(僕の所属コミュニティの関係もあるのかもしれません)、このアルバムは川本真琴さんが川本真琴さんらしくあれるような、そんな自分らしさの表現に繋がるような歌としての力を見せられたようなアルバムです。リード曲”新しい友達II”は、過ぎていく日々を肯定も否定もせずただ愛おしく思う、川本さんの遍歴を見ると拳に力が入るような素晴らしい溺愛ですので是非。
また、sportifyでは川本さん自身の制作したベストプレイリストが作成されています。これも併せてどうぞ。

 

2.5.The Sunshine of Your Youth/Cheerleader

 

西友で流れていてShazamして見つけたアルバムです。オルタナっぽいギターに寂しく響く空間の作り方がたまりません。私は英語に明るくないので歌詞カードを読みながらでないと歌詞を理解することがあまりないのですが、逆に他国の言語で歌われた曲を聞くことで、歌ではなくそれを音楽として捉えることができるような気がしてそれを気に入っています。

2.6.午後の反射光/君島大空

 

最近、崎山蒼志や長谷川白紙等若いアーティストに注目が向けられている日本の新人アーティストですが、彼の今年のアルバムは最高に良いです。”遠視のコントラルト”は必聴です。
君島さんの素晴らしいところは、曲の作り方や歌というところはもちろんなのですが、ギターやその他のバンドの音の広がりに緩急があり、色がどんどん染み渡っていくような鮮やかさを見せてくれる部分だと思います。

その感性が存分に生かされた”潜水/崎山蒼志 w 君島大空”も是非に。

 

 

2.7.New Young City/For Tracy Hyde

 

ピンポンの映画版などで”YUMEGIWA LAST BOY”等を聴き、SUPARCAR等のバンドの影響を受けていた僕からしたら2019年にこういった音のアルバムが出たのには衝撃を受けました。令和のスーパーカーと言われるくらいには懐かしさのあるサウンドと異常な透明感の歌声、まるで青春時代を回想しているような気分になれます。

 

2.8.Night Flow/パソコン音楽クラブ

 

夜をテーマにしたパソコン音楽クラブの新譜。リード曲でもあるreiji no machiを引っさげ、夜をテーマにした様々な曲を用意されています。9曲30分ととても短めのアルバムでもあるのですが、短い中にも夜という空間にある優しさや寂しさがしっかりと詰められているコンセプトアルバムらしさあふれる一枚になっています。 

ちなみにRemixも出てます。

 

2.9.井上陽水トリビュート

 

このトリビュート、めっちゃいいです。井上陽水さんの原曲が素晴らしいこともさることながら、各々のアレンジも素晴らしいです。私が好きなのはACIDMANさんの”傘がない”。ACIDMANさんが得意としていることで純粋に攻めてある感じがされててとても素晴らしいです。 

2.10.今日だけの音楽/坂本真綾

 

12月になると今までの流れを全部持っていくかのように素晴らしいアルバムが出ているのは気の所為でしょうか。坂本真綾さんの新譜、最高です。川谷絵音さんの”ユーランゴブレット”を始めとして、編曲北川勝利さんの”オールドファッション”等粒ぞろいの面子で揃っています。さらに、アルバムの曲の並べ方も隙がないです。最初から最後まで正座して聴きましょう。 

2.11.834.194/サカナクション

 

最高の一枚。現代的な一般層への売り込みも兼ねつつ、自分たちはどんな音楽をやりたいのか、どうありたいのかというルーツへのDigもされている、売れっ子になった今だからこそリリースされるべきアルバムに仕上がっていると思います。グッドバイという曲は、どうしてこんなに単純な進行でストレートな歌詞なのにしっとりと気持ちが暖かくなるような歌で、このアルバムがリリースされてから噛みしめるように聞き返しています。 

3.今年行ってよかったライブ

音楽は卓上でも楽しめるものですが、やはり僕はライブやクラブが大好きです。バンドの熱い演奏、自宅よりも表現力の高いスピーカー、箱だからこそ反響する音、観客の熱、それら全てが合わさって音楽というものは音源から新しく進化できるものだと思っています。 

3.1.0125 Superorganism @ Fukuoka BEAT STATION

「1時間で6000円ってどんだけ短いんだよ!金返せって感じだよね!」ってアンコール前にOrono氏が言うくらいマジで短くてあっという間のライブだったのですが、superorganismが音源でやってるあの変態的な音の塩梅がそのまんまライブで行われてるのを見てにっこりしながら聞いていました。当初vaparwave文化が今ほどバズっていない中で、グリッジエフェクトやドットメインの不思議な雰囲気がバチバチ聞いている演出の中であれが聞けたのはチケット代に代えがたい貴重な経験だったと思います。
私のお気に入りの曲は”Everybody Wants To Be Famous”です。みんなチヤホヤされたいの、というなんともいい加減な感じの曲をあの気だるいOronoのボーカルで語られるのは唯一無二の世界観があって最高ですね。また来日してきてくれ。 

 

3.2.0308 Wake Up Girls! Final Live "思い出のパレード"@さいたまスーパーアリーナ

WUGを全く知らないままWake Up Girls memorial BOX Vol.8を聞いて震え上がり即ワグナーにチケットを譲ってもらったあのライブ、最高でした。やはり特筆すべきはVol.8の4曲だと思います。起承転結、素晴らしい音楽が最後のライブで披露されるというのは、作曲家各々の技量だけではなく、WUGに対する思いがあったからこその作品だと思います。
お気に入りは”海、そしてシャッター通り”。最初の歌い出しが終わった後のストリングスの旋律が、終幕に向けての儚い物語の始まりに相応しいとても美しいものになっていて曲が始まってすぐに号泣してしまったのを思い出します。 

 

3.3.0727 UNISON SQUARE GARDEN "プログラム15th"@舞洲スポーツアイランド

かの有名なめがねこにチケットを譲ってもらいました。(マジでありがとうございます) もともと僕はCatcher in the spyでUSGを知ったくちなのですが、新旧併せて入り混じったセトリでとても楽しかったことを覚えています。
このライブに行ってとても記憶に残っている曲は”プログラムcontinued”の15周年バージョン。歌詞を噛みしめるように聞いて、”多分continued”という歌詞に合わせて伸びるボーカルを聞いて、野外という開放的な場所でわざわざ15th記念ライブをここでやる意味を実感した気がします。 

 

3.4.0823 DAOKO enlightening trip 2019@味園ユニバース

チケットを握って急遽参加を決めたこのライブ。生バンドということもあって”ステップラブLOVE”等を期待していたのですが、予想と反しインディーズ曲や1stアルバム曲多めのセットリストでした。とても昔の曲をやってくれたりして以前からのファンであった僕はとても嬉しかったです。
“ぼく”のアウトロで人力ドラムンベースのような事になったり、”Cinderella Step”のジャズアレンジが披露されたりととても特別なライブでした。
余談ですが、Cinderella Stepはサカナクションのベースも担当されている江島さんが編曲されています。是非どうぞ。 

 

3.5.0922 京都音楽博覧会@京都梅小路公園

NUMBER GIRLがヘッドライナーのくるり主催フェス。(NUMBER GIRLくるりがなんで一緒に!?と思ったのですが昔交流があったそうですね)NUMBER GIRLをひと目見ようと突っ込んだわけですが、音楽オタク岸田繁のチョイスは間違いなく、他の面々も中々最強な面子で昼から夜まで常に最高なフェスでした。NUMBER GIRLOMOIDE IN MY HEADもさることながら、くるりのガチプログレ曲である”Tokyo OP”、ストリングスを交えた”ブレーメン”、ワルツを踊れの曲である”スロウダンス””ブルーラヴァーブルー”等ウケる曲からマニアックな曲まで詰め込まれて最高でした。来年もぜひ開催して欲しいですね。 

 

3.6.1010 ハンバート ハンバート@イムズホール

ハンバートハンバート、一度行くとリピートせずにはいられない歌声とグルーブ感で魅了してくれる素晴らしいデュオです。私がこの公演で行われて嬉しかったのは”バビロン”や”虎”です。朗らかな曲が多いイメージですが、こういった負の感情をキレイに描ききる事のできる作詞センスやサウンドメイクは素晴らしいです。皆さんも是非。 

 

3.7.1026 折坂悠太のツーといえばカー @住吉神社能楽殿

Butajiさんとの対バン。京都音楽博覧会でも重奏という形でお目にかかった折坂さんですが、ご本人のギターのグルーブも素晴らしく、以前聞いた曲も別の曲のように聞こえました。Butajiさんとの共作であるトーチという曲が素晴らしく響いていました。
折坂さんがひと夏溶かして作り上げた”朝顔”も素晴らしかったです。 

 

3.8.1209 星野源×MARK RONSON@横浜アリーナ

MARK RONSONのストリングス隊を引っさげてのDJプレイも意味分からなかったのですが(トラック流してオケ生でやるってマジで何?)、星野源のバンドも素晴らしかったです。おそらくPop Virusツアーと同様浮雲さんがバンドマスターをされているような、安定して全部の音を美味しく食いつくせるような丁寧な盛り方をしてたのが最高でした。一生Pop Virusのアウトロにサックスソロぶっこんできたアレンジを褒め続けます。あと”桜の森”で入るギターリフがとても素晴らしいですね。
今回やった曲の中で特にレアだったのが”湯気”。メジャーアルバム時の楽曲です。マイナーな曲も滅茶苦茶美味しいので”海を掬う”や”ダンサー”、”Night Troop“とかも聴きたいですね。

 

 

 

以上こんな感じです。また書きますね。